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'Paid ISP support'カテゴリーの デバイスのための'Credit box'の使用

このアプリケーション・ノートは'Paid ISP support'カテゴリーに属する ISPモードでのプログラマブル・デバイスがいかなるものかを説明しています。
'Paid ISP support'カテゴリーか否かは各機種のデバイス・ リストからそのメーカーのデバイス ・サポート・リストで 9997 で検索して下さい。

前書きと経緯

カスタマーの要求とニーズに応じてプログラマブル・デバイスはますます複雑になっています。 また、プログラマブル・デバイスの範囲もますます広く多岐に渡っています。 その結果として、我々デバイス・プログラマー・メーカーは新しいプログラマブル・デバイスの 新規サポートをインプリメントするために多くの開発リソースを費やす時間や、インプリメント するデバイスの数もはるかに多くなって来ています。 また、複雑なデバイスのサポートがより困難であるというだけではなく、インプリメントする ために要求される時間も短くなって来ています。

オフ-ライン・プログラミング(プログラミング・アダプターを使ったZIFソケット)の 場合は新しいデバイスのサポートのインプリメンテーションの開発コストはプログラミング・ アダプターを売ることでカバー出来ます。しかし、ISPモードでのプログラミングの場合は プログラマーを販売した後、何年にも渡りソフトウエアの新しいバージョンのリリース等 を含め、何によってもカバーされません。


何が変わり、どういう仕組みか

無償のソフトウェア更新とダウンロードとISPモードでのデバイス・プログラムの新規サポートの継続 を保つために弊社はISPモードのインプリメンテーションが時間を費やし、尚且つ、殆ど 使用されないこれらのISPモードのデバイスに僅かな費用による有料使用を適用する結論に 至りました。参考:毎年5000の新しいデバイスがサポートされますが、その内の25%以上が ISPモードによるものです。しかし、ここで言っています有償のISPデバイスは現在サポート されているISPモードの5%未満です。他のISPモードのデバイスのアップグレードは今迄通りに 無料です。

有償のISPモードによるデバイスは選択されますと次の様にポップ・アップに表示されます のでご注意下さい。
デバイスは`Paid ISP support`カテゴリーに属します

'Paid ISP support'カテゴリー

システムは簡単です。このようなデバイスを使用するにはデバイス・プログラマが接続されている PCに'Credit box'を接続する必要があります。'Credit box'はUSBポートに接続する小さなドングルです。 モデルにより25,000から500,000回使用出来るものです。これらのマイクロペイメントはデバイス・プログラミング毎に 'Credit box'のクレジットの回数から使用毎に減少して行く仕組みになっています。 1つのデバイスのプログラミングに使用されるクレジットの数は通常は1つのクレジットですが、 いくつかのデバイスでは - インプリメンテーションが複雑であり、一般的に使用されない場合 - 2単位以上とすることが出来ます。


Credit box back Credit box front Credit box in PC


'Credit box'の有効期限は10バージョンのソフトウェアに制限されています。 これは'Credit box'が最初の使用により一旦アクティベートされますと、そのバージョンと 続く次の9つのバージョンで使用することが出来ることを意味しています。 例:ソフトウェアのバージョン3.01でアクティベートされますと3.02, 3.03....バージョン3.09まで 使用することができます。 'Credit box'の使用にはこの様に時間制限が存在します。
従って、ソフトウェアによる10バージョンの'Credit box'の有効性は'Credit box'がその様なISPデバイス に対して無償ソフトウェア・アップデートを約1年間デバイスをプログラムすることが出来ることを意味します。

3つの'Credit box'のバージョンが有り利用出来ます: CB-25k バージョン(25000 credits)は開発者に最適であり、CB-100k バージョン(100,000 credits) は少量の生産者に、そして、CB-500k バージョン(500,000 クレジット)は大量生産用 です。'Credit box'の価格 をご覧ください。

特定のデバイスのISPプログラミングのための'Credit box'使用の 必要性は上記のスクリーンの様に選択したデバイスのすべての詳細を含むデバイス情報として PG4UWソフトウェアにより表示されます。 プログラミング中に、ログ・ウィンドウは接続された'Credit box'の状態も示しますので、 残りのクレジット数を含めたプログラミングの状態が分かります。


Credit boxinfo

どの様にISPサポートで無償のデバイスと'Credit box'が必要なデバイスを設定しているか?
適切な決定を行うためには外部と内部の両方、また、他の複数の要素を考慮する必要があります。 例えば、どの程度ポピュラーなデバイスか、要求するユーザーの数(ワイド、平均、専門)、 サポートのインプリメンテーションがどのように複雑であるか(=どの位いの時間が掛かるか)、 新しくサポートされるISPの実装がオフライン・プログラミング(inZIFソケット)のために コードが再利用することが出来るか、新しくサポートする必要のあるデバイスが ISPモードで既にサポートされているデバイスのコードの一部を使用し共有することが出来るか等々....

PIC, Device info


簡単にインプリメント出来、そして、広く使われるであろうデバイス(IIC EEPROMの様な) は無償のままでサポートされていますが、インプリメントが大変複雑なデータ・フラッシュの 様にパスワード、ロック、スペシャル・レジスター等々の理由で複雑なため 3日以上のマンパワーが必要なデバイスでは有料となります。勿論、フレキシブルに考慮 していますので、最初はその必要が有ってもポピュラーなデバイスになった場合などは 多くのISPモードと同様に無償となります。


FAQs.
Q: どの操作がクレジットされるか、プログラミング・サイクルのみか、又は、Erase, Read, Verifyの様なそれぞれ操作も でしょうか?例えば、MK60DN512 (ISP-EZP)をリードのみしたい場合は?
A: プログラミング動作の適切な実装のためには消去動作も実施する必要があります(プログラミングの前にデバイスを消去することができるようにします) また、読み出し動作は(プログラミング後にデバイスを確認することができるようにします)。 従って、ユーザーがDevice/Readを実行しますとDevice/Programの実行と同様にクレジットされます。 例えば、Elnecのプログラマーが頻繁に検証ツールとして使用されることもあります。プログラミングは他のブランドの プログラマによって行われベリファイ動作はElnecプログラマーによって行われます。 従って、全ての操作は同等であると思います。

Q: 用語"credit per Device/Operation"の意味は"メイン操作のみ"クレジット・ボックスから差し引かれますか?
はい、勿論です。Device/Operationは"Erase before programming", "Blank check before programming", "Verify after read"の様な サブ・オペレーションが何度行われたかに関係なくデバイスでの(Program, Read, Verify, Erase, Blank Check)によるメイン操作も 含まれます。
例えば、
(1 credit per Device/Operationセット):
Program (セット: EraseとBlank check before programmingとverify) = 1 credit
Read (2度のベリファイを含む) = 1 credit
Blank Check = 1 credit

Q: Microchip社とSTM ISPプログラマと協力しています。誰もICプログラミングに対して費用を要求しません。
A: マイクロチップのマイクロコントローラを購入したとき、顧客が支払うのは何か? ユーザーはマイクロチップ社のマイクロコントローラを時にプログラミング費用も購入しますか? ユーザーが購入するマイクロチップのシリコンのひとつひとつに、例えば、PM3プログラマでサポートされている デバイスのためのSW開発費用をを支払っていることになります。意識はされてませんが、 マイクロコントローラを買えば買う程開発のためのより多くの手数料を顧客が支払っています。 確かにクレジット・ ボックスを購入することは不条理な対価のように受け取られるかもしれませんがそれは同じ原理です。


Presov, April 2013
Author (comments to): J.Puobis, Elnec

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